初卯の日。


 毎年、正月の初めての干支の日、今年でいいますと"卯"の年ですから、"卯"の日である十二日に"初えと祭"が賀茂御祖神社(以下、下鴨さん)にて賑々しく行われました。

 下鴨さんには、本殿の前に言社と呼ばれる十二支の守り神さんが祀られています。これらは全て大国主命さまであり、お働きによってそれぞれ別名を持っておられることから、それぞれ干支の生まれ年の守り神さまとしてお祀りされています。

 神職によるお祓いや神饌が供された後、祝詞の折には各々の御社に神職が立ち、祝詞を奏します。そして、参列者もそれぞれ自分の干支の守り神さまのお社の神職の後ろに並び、お参りを致します。そのあとに玉串も参列者は奉奠を致します。


 神事が滞り無く御斎行されたあと、宮司先生よりご挨拶等のお話を賜り、本殿前におきまして、干支の土鈴おみくじを頒布されます。このおみくじは通常の干支の縁起物としても重宝されており、多数の参拝者がご購入なされます。自分の干支を買われる方、その年の干支を買われる方等様々です。

 うちにも神棚に一体をお祀りしてあります。今年もよき一年になりますようにと願いながら、この卯のみくじを購入させていただきました。