お盆の日々。パート3


 五山の送り火の夜。大・妙法・船・鳥居・左大文字が山々に火が灯され、あの世へと帰るご先祖様を見送った後、松ヶ崎では涌泉寺(ゆうせんじ)で題目踊りが行われます。


 まずは地元の人々が輪になって、中央には太鼓が並び、唄方の男性たちや女性たちが音頭を取りながら、周りを松ヶ崎の地元の人々が題目踊り用の浴衣を着て、踊ります。歌詞の間には南妙法蓮華経という言葉が入っているのも独特。


 続いて、真中に提灯の吊り下がった屋形を据えて、唄方の男性がそこで集って囃子を取るさし踊り。この節回しで地元の人が一丸となって、円になって踊ります。


 これが終わると、あぁ、後は地蔵盆だけだなと感じます。今日はその地蔵盆でした。暑い中ゆるゆるとした感じで子供たちも賑わしく、ようやくお盆も終わったなぁとこの記事を綴りながら実感しました。