最近、購入した本たち

 ここ最近買い求めて本たちを既読本も併せて掲載。少しずつ読感や購入目的などのコメントを寄せておきたいと思う。深くはコメントしないので、興味を持った方は書店で軽く楽しんでもらえると良いかもしれない。

■雑誌
●honeyee.mag vol.9

honeyee.mag ( ハニマグ ) vol.09 2009年 08月号 [雑誌]

honeyee.mag ( ハニマグ ) vol.09 2009年 08月号 [雑誌]

 以前から読んでいる本。毎回買っている訳ではなく、中身が個人的スタイルにあう時に購入*1ウェブマガジン"honeyee.com(ハニカム)"連動の雑誌であり、普段からhoneyee.comを読んでいる私にとっては、楽しい。有名クリエイタ中心のブランディングを主体とした路線を取っているため、トレンドをクリエイトしていくという指向性で構成されている。この部分が個人的に好きだったりするのと、随所で拝読できるクリエイタの対談が好きだったり。他の雑誌より無駄なアクセントを入れこまず、スタイリッシュなトレンドを提供している。


日経ビジネスAssocie 7/21号

 こちらも最近、大阪へのビジネスモードな時にさらりと読み流しているために購入。購入頻度は高いが、あくまで興味のある特集の時のみ購入する*2。今回の特集は"勉強会へ行こう"。トレンドとしては後追いなので、本来購入しないのだが、特集2の"成長の「7つの法則」"の中身が非常にコンパクトに論点をまとめて、記事になっていたので、購入した*3


■本(単行本・文庫本)
●ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術

 数度目を通して、何日かに渡り購入検討を行い、ようやく購入した*4。デザインニングにおける思考論をビジネスシーンに落とし込んでいく方法をより具体的に解説されており、非常に有益な本だと思う。著者は"DESIGN IT! w/LOVE"の棚橋さん。ちなみに購入の決断を決定づけた文章は、「おわりに」という項目に『デザインしすぎない』ということばが書かれていたことによる。


●名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方 (日経ビジネス文庫)

 読ませる文章の書き方という点に購入動機を持ったというよりも、その名作コピーに触れてみたいという思いがあった。もちろん文章の書き方に対するアプローチも読んでみたい要素だが、そのときの気分が前述の思いが強かったので。日経ビジネス人文庫は当たり外れがあるため、購入にはある程度の目的意識を持つことにしている。今回は勿論、自身として満足している。


●ブランドのデザイン

ブランドのデザイン (文春文庫)

ブランドのデザイン (文春文庫)

 実はこの本は、以前にこの場にてご紹介したことがある。いつだったかは忘れたが....*5。では、今回は?というと文庫化されたためである。以前から購入したかったのだが、書店で見つけることができなかった。そのため、最近まで購入が遅れてしまったのだが。この本はブランディングマーケティング/広告関係に携わる人々にはオススメしている。本書では、ブランディングの本質に対して、従来とは違った視点から明快に論点整理されており、有名な商品ブランディングを事例として取り上げながら、ブランディングデザインにおける視座からアプローチがなされている。
 一見、いわゆるハウツー本のミミくる*6ことを前提に事例として、取り上げているのではなく、そのブランディングの本質をあぶり出すために事例が紹介されていることが一般書との大きな違いである。個人的には、本書でブランディングデザインを学ぶことは、誠に有益であると考えている。以前の単行本に比べるとコンパクトになったが、内容は変わらず、説明図/写真は単行本のまま掲載されている点もポイントだと思う。


【おまけ】(個人的に最近購入した小説本)

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)

おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)

 個人的に昔から読んでいるライトノベルのシリーズ。もともとはジャンプJブックスで連載が始まり、第10巻を超えて文庫本でもSecond Seasonに入った為、また買い始めている。mixiでも触れたが、この作品はひとによって好き嫌いが分かれている。ジャンルは"恋愛"。著者は”星々の舟”で直木賞を受賞した村山由佳である。初期の頃の作品"もう一度デジャ・ヴ"から読み続けている。この作品は通称"おいコー"と呼ばれ、ファンに親しまれている。私の趣向性なのだが、"カフェ"がキーワードになる作品には非常に心を惹かれるものがある(もちろん作品の中身は重視)。こういう青春ものの作品は個人的には好きだ。常に感性を揺さぶられるような作品は、志向性にも大きな影響を与えることを鑑みると、このようなライトノベル系を読むことで自身の感性を深めることはとても大切だと感じている。

*1:どちらかというと書店で見かけて、タイミングで購入する

*2:というか、この本の悪いところは少しトレンドの押しつけが見られたり、後追いのトレンドを紹介しているところに情報誌としての怠慢を感じるので。あと書店でサラッと読み流して、興味深い特集かどうでもよい特集かで購入判断をする

*3:ライフネット生命保険の岩瀬さんのコメントも小さく掲載

*4:購入を悩むレヴェルの本は、かなりおすすめな本

*5:http://d.hatena.ne.jp/stkyoto/20080509/1210337601

*6:具体成功事例をまねることで、ビジネスにおける成功に導くという考え方