京都、デザインとの遭遇


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 個人的に興味深いので、ご紹介。といっても、少し無理から併せた感も感じられなくもないのですが。ようはこのようなクラシックなプロダクトデザインが和風様式にもしっくりとなじむということを提案しているのだろう。

 確かに、昔の祖父の家もこんな感じになっていたが、それは時代とともに配置を試行錯誤した祖父のこだわりの配置であり、それはちゃんと馴染んでいたように思う。昔のテレビなどは外枠が茶色の木目調になっていて、洋風に見えながらも、和となじむ落ち着き感を持っていた。

 しかし、この記事で取り上げられているクラシックなデザインは少しなじみ感が薄いようにも感じられる。この違和感は何だろうかと思ってみてみると、床の間などの絵の主張が対照した時に少し強いために、なじみにくいのではと感じてしまう。もちろん、協調性があると踏んで、配置されているのだろうが。

 物自体のデザインがよいのに、少しなぁという感が否めない。しかし「宿」の項目で紹介されているウィークリーの町家さんの配置は協調性があって、すごくしっくりと来る配置である。この特集のギャップはなんだのだろうかと思う。

 しかしながら、楽しめることには変わりはない。