ユニバーサルデザインの7原則

 『ケータイ用語の基礎知識 第394回:ユニバーサルデザイン とは』を見て、改めて再確認が必要だと認識したので、記載します。

■キーワード

  • UD(Universal Design)
  • 人間中心設計(Human-centred design)
  • ISO 13407
  • ロナルド・ローレンス・メイス(Ronald Lawrence Mace)。

ユニバーサルデザインの7原則

1.どんな人にも使えること

 全てのユーザーに、同じ機能を提供できることを志向すべきです。どんな人も分離したり、烙印を押されたりする(たとえば「お年寄り用の機能はこちら」と誘導する)べきではありません。


2.フレキシブルな、自由度の高いものを志向すること

 使い方に選択の幅を持たせるべきです。たとえば、右利きの人だけが使えるように取っ手を作るのではなく、どちらの手で持っても使えるというように。


3.シンプルで「見れば分かる」ような使い方にすること

 不必要に複雑にすべきではありません。言語能力に左右されることなく分かるように。情報は重要な順に一貫しており、作業完了もわかりやすく表示したりフィードバックがされるようにすべきです。


4.必要な情報は理解できるようにすること

 たとえば、モード切替などは、画像、音声、触覚を駆使して、必要な情報が最大限はっきり伝わるようにすべきです。


5.うっかりの間違いを救うこと

 操作を行った結果が、どんなミスでも「致命的」にならないようにすべきです。たとえば、アドレス帳からデータを削除したときにも、あとで取り返すことができる、というように。

6.体への負担が少ないこと

 不自然な格好で操作させたり、妥当でないほど力をかけさせたりさせるべきでありません。また、ずっと止まった格好が必要だったり、むやみに反復させるのもよくないことです。

7.近づいて使うために十分な寸法・空間となっていること

 接触しないと意味がないようなデザインのものの場合、立っている人、座っている人あるいは、車椅子の人など誰にでも役に立つ程度のスペースや寸法が必要です。

〜『ケータイ用語の基礎知識 第394回:ユニバーサルデザイン とは』より抜粋〜

 以前、デザインに関して勉強をしているときに、同じ部分に引っかかったので、あえてもう一度取り上げておきたいと思います。本を読みあさったときと同じことが書かれていたのですけれど、この意識をどこかに持っておくことは、デザインをしていく上でとても大切だと思います。特に認識しておくべきことは『バリアフリー』と『ユニバーサルデザイン』違いは何なのか?ということ。これは、次の項目で綴っておきたいと思います。