マズローの欲求階層理論

こないだid:haiji505さんとこの日記にコメしたら、どうも気になられたようで。というわけで、少しだけマズローの欲求階層理論に関して、解説をしておきたいと思います。

マズローは、基本的な人間が持ち合わせている欲求を五段階に分類を行なった。(低1〜5高)

  • 1【生理的欲求】=本能・根源的な欲求階層。食欲・性欲・睡眠・息をするなどの基本的な欲求。
  • 2【安全性の欲求】=住居を持つ・衣類を着るなどの安全や安定に対する欲求。
  • 3【親和の欲求】=他人との関わり合いなどに対する欲求。友人関係・家族・恋人など(企業も含まれる)。
  • 4【尊敬の欲求】=自尊であったり、他人からの尊敬に対する欲求。認知的な欲求である。
  • 5【自己実現の欲求】=能力や創造性、潜在能力など求める自己実現への欲求。

低次階層からの欲求が満たされるに伴って、高次階層へと移行してゆき、より充足を求めて行動が行われ、自己実現の階層では、より強い充足を求めるとされる。これを元に人間は、自己実現のために絶えず成長を続け、より高次を求める存在である事を説明した。

人間は常に欲求という心理の元に成長を行うという事だと思うんですけどね。実際には、これを考えれば、消費者行動や各階層心理を理解する事で、より高い充足感をどのように満たすかという対応に応用できると思えます。もちろん、マーケティング戦略でもそうだと思うんですよね。もちろん、充足している人をターゲットにしても効果はない訳で。だからこそ、その欲求にどのように答えていくかというのを、階層心理を理解することで、より高次のニーズにどのように対応させていくかというのを、基本的な知識として、理解しておいて頂ければ幸いです。(ハイジさんへ)