京都はしとしと雨。

「平成23年東北地方太平洋沖地震」が起きて、10日が経つ。普通の生活を続けている私でも、大きな影響を受けているのは、当然な訳で。従弟や叔父伯母が震災に遭い、難は逃れたものの生活状況は日に日に過酷になっているようで、特に叔父伯母に関しては、ガソリンの問題、水の問題、食料の問題は深刻なようだ。家が住める状態である以上、避難所へ行く事はないが、食料は流通が麻痺していて、調達が難しいようだし、水道が出ない。そのため、近くの井戸水が周辺地域の助け舟になっているとのこと。また、食べ物をこちらから宅急便でモノを送っても、宅配物は役所で集約されてしまい、受取人自ら取りに行かねばならない為、ガソリンが手に入らない現在は、どうしようもないらしい。という訳で、とりあえず身の回りから普通の生活に戻していく努力がかかせないようだ。

 Facebookで震災後当初からコメントしている事なのだが、いま、必要なのは多分、関西が経済的に活動を活発化させ、東日本の経済のダメージをカヴァーし、サポートする事なんだと思う。大企業の中にもつい最近まで本社機能を東西二分し、活動してきた企業も多いはずだ。そういう企業は西側の機能を稼動させて、経済活動の活性化を図る手だてを立てていく事の重要性は高い。

 そして、株価の安定も重要視される。ここ数日では株価は急落の後に反発し、先週末で日経平均は9,000円台に安定してきた。しかし日経平均株価は11日終値と18日終値で約1,000円の差が生じている。やはりこういう時こそ、早急な経済の安定化が求められているのであって、西日本の経済活動に期待が集まっている。

 何はともあれ、日々の生活を続けると共に、経済的な活動を更に活発にしていくことが、震災に遭われたひとびとの復興への大きな手助けになることであり、今の我々に求められている事なのだろうと思う。