今年も暑かった秋祭の日々

 今年もこの時期は秋祭でバタバタしておりました。毎年恒例となっています。

 まずは、いつもお世話になってる水火天満宮の秋祭。この日は、土砂降りの大雨!まぁ”水”がお名前についている神社さんだけに、雨は恵みのものですから。そのせいでしょうか、御神輿の巡幸中は雨が降り続いていましたが、神社に戻ると雨はすっと止んでいました。でも、西陣の北部の地区を眺めながらの巡幸は色々な小さなお店を発見することが出来たので、自分にとっても楽しいお祭りでありました。


 そして、私の母方の田舎の神社の秋祭。こちらは、各町内から神職役を当番制で出す事になっており、今年は私の従兄が神職役で出ていました。この日はキツいと思うほど、好天に恵まれました。京都の田舎なので、とりあえず中身が濃い!各町内では御神酒が上がるたびに、家の前で御神輿を差上げ、メインの通りになると、車が行き交う中の神輿巡幸し、そして、また山手の奥の方へと上がっていきます。でも、毎年思うのが私の子供の頃と比べると、田畑は少なくなり住宅地に変わり果ててきたので、田園風景を背景に撮る事は、いつまでなんだろうと思いながら、少し寂しさを覚えました。神幸路にはところどころにまだ田んぼは残っているんですけどね。この風景が変わりゆく様子を記録する事の大切さをひしひしと感じています。


 次に先日お世話になった粟田神社の粟田祭。今年で復活してから三回目となる京都造形芸術大学協力の下で行われる粟田大燈呂が夜渡り神事を大きく盛り上げ、そして、三条神宮道を中心とした地域を剣鉾や御神輿が巡幸する渡御が盛大に行われました。年々賑々しくしくなってきて、地域にも活気が溢れてきているように感じます。地域の潜在的な活力を神輿渡御が表しているように感じた今年の粟田祭神輿渡御でした。


 今月に入って、秋祭はピークを迎えます。今月も約半分を過ぎようとしていますが、まだまだ秋祭が京の街を彩ります。時間が許す限りは、写真で記録してみたいと思っています。