Sustainable Design

 最近思うのだが、持続可能なデザインってそんなにないものだろうか。持続可能なデザインは、普遍的な価値を持つ事になると思う。考えてみれば、プロダクトデザインで持続可能なデザインは普遍的に使い続けられていると思う。しかも、相対的な価値はそれほど変化していないのではないか。それに比べて、webにおけるデザインは評価が不安定で流動的だなと思う。むしろ、飽きられやすいのか、または新たな価値(新しい商品)における価値付けとしてのデザインが、日々大量に生み出され消費されているからなのだろうか。

 だが、考えてみれば、人気があり尚且つ長く続いているWebサイトやブログのデザインは、あまり変わっていないように感じる*1。そのサイトのデザインにおける何かが、ひとつの固有価値になっているのかもしれない。そう思うと、世の中というのは不思議なものだ。Webの制作会社によって、新たなサイトデザインを次々と世に送り込まれていくのに、作り手側のサイトデザインは意外とあまり変わることはなかったりするのだから。

 むしろWeb制作会社のサイトを分析研究すれば、持続可能なデザインは見いだすことができるのかもしれない。この問いに答えはないが、もう少し意識してみる価値はあるのではないかと思う。

(追記)
 なんか変なこと書いてるなと思われるかもしれないのですけど、個人的に思った疑問です。確かにwebサイトはブランドパーソナリティを表現する上では、色々とインタラクティブになっていくのは分かるのですけど、なんか落ち着きがないというか、製品ライフサイクルが少し早い気がするのです、個人的に思うには。

*1:むしろその方が本来自然なのだろう。コーポレートカラーやビジョンがコロコロと変わる企業は、あまりないのだから、それを表現しているコーポレートサイトはあまり変わる必要性はないのだろう。