ブランドのデザイン
- 作者: 川島蓉子
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2006/08/03
- メディア: 単行本
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ブランドに求められる六つのテーマ
- "蓄積に基づいた技術力"と"時代にあったデザイン力"
- "自らの美学"と"受け手の共感"
- "揺るぎない伝統"と"絶えざる革新"
- "歴史的な哲学・信条"と"現代的な物語性"
- "世界的に通用すること"と"一人の心を打つこと"
- "開放的な枠組み"と"突き詰めていく価値"
あえて、二つの要素を組み合わせて一つのテーマにしたのは、ブランドには、何かひとつの方向に収斂する要素ではなく、いくつかの要素が相互に影響を及ぼしながら高めあっていることこそが必要と考えたからだ。
―ブランドのデザイン〜Ⅰブランドをデザインする要件とは〜より―
相反する事柄同士が影響を及ぼしあう事で、更なる高次の結果を生み出すことを意味しているようだ。もちろん、そこに妨害や拒絶というのは、論外である。ブランディングを行うということは、主観的に協力関係を構築しながら、客観的な冷静な視点を持ち合わせる事が大切だと述べているように感じる。